■タナゴウキの自作-小物釣り-

自分で作ったウキは眺めているだけで楽しいですね。でもすごく根気が要ります。 作り方も人それぞれ。自分で工夫してお楽しみください。

タナゴウキの自作

φ8mmほどの丸バルサ材を適当な長さにカットします。カッターでグリグリするだけでもカットできます。


タナゴウキの自作

大きなウキを作るのであれば旋盤のほうがちゃんと芯だしができるのでいいですが、 タナゴウキなら回転速度が調整できるミニルーターでもOKです。ドリルは芯に合わせて用意。今回は0.8mmでいきます。 はじめて作るのであれば竹ひごなど太い芯材のほうがいいかもしれません。 僕もたいして製作経験があるわけではありませんが・・・。 まずはバルサ材に芯を挿す穴を開けていきます。


タナゴウキの自作

そして芯材に接着剤を塗布しバルサ材に挿します。


タナゴウキの自作

ミニルーターを潰れない程度に万力で固定します。そして素材を挟み、紙やすりを適度な回転数で当てて好みの形状にしていきます。


タナゴウキの自作

ここで重要なのは芯をしっかり出すこと。低回転で回してみると振れがよくわかります。


タナゴウキの自作

木部用の下地材を塗り乾燥させているところ。乾燥するとささくれやでこぼこがよくわかるので、 耐水ペーパーで滑らかにします。


タナゴウキの自作

黒のうるしを塗って、その後はいろんな色を塗っては磨きを繰り返します。 金粉や銀粉、貝殻の砕いたのなんかを塗るのもいいですね。


タナゴウキの自作

とにかく根気が要る作業です。ある程度いいかなと思ったらUVカット剤入りのウレタンコートを塗ります。 これも数回繰り返したほうがきれいに仕上がります。(いわゆるドブ付けをしたほうが表面が滑らかになります) なお、僕は紫外線による劣化を防ぐためにウレタンコートを使いましたが、 うるし本来の艶を楽しみたいのであれば透明うるしでコーティングされるといいかと思います。 この段階で斜め通しの穴も開けます。


タナゴウキの自作

蛍光赤と蛍光黄緑を塗ってウキになってきました。これも1度塗りではなく2,3回重ね塗りをします。 赤についてはつや消しの赤色うるしもあるみたいです。


タナゴウキの自作

足を適当な長さでカットして完成。お疲れ様でした。