■シモリウキ製作補助機-小物釣り-

こだわりのシモリウキを自作したい!という願望のため。いや、じつはお金を節約したい・・・という目的でシモリウキ製作補助機なる物を作りました。 以前にも作ったのですが嵩張ったため、今回はコンパクトなものとしました。 シモリウキ製作補助機といってもたいしたことはありません。写真の左右の糸掛けがあればじゅうぶんです。真ん中のへんてこな棒が出ている治具は無くてもOK。 ただこれがあるとこぶを作るのが楽なもんで今回も用意しました。 あとベースはブロックゴムです。ゴムってけっこう重いし滑り止めになるので治具が安定します。 材料はホームセンターで揃うんでシモリウキの自作に興味がある方は参考にしてみてください。


●シモリウキ製作手順

ではさっそくシモリウキを作ってみましょう。 道糸を竿の長さプラスちょっとくらいで切ります。


道糸を糸掛けに乗せぴんと張り、洗濯ばさみで道糸を挟み吊るすようにしてセットします。写真では左右の糸掛けの間隔が狭いですが、 20センチ以上あったほうが作業がしやすいです。


こぶ作り治具です。左右のアルミの棒に道糸を乗せます。


これは基礎工事や園芸で使う水糸です。これを結んでこぶを作ります。


こぶ作り治具を使う場合は15センチくらいの長さで切ります。 んで写真のように1周させます。


道糸に水糸を数回巻きます。


水糸を下側のアルミの棒から外し左右に引っ張ればこぶができます。


好きなだけこぶを作ってください。


オリジナルということでシモリを12個仕様にしてみました。※後日実釣してみましたが12個は多すぎでした・・・。


余計な水糸をハサミで切ります。


さてここから塗装工程に入ります。まずは次の物を用意して下さい。食品トレー・蛍光塗料・うすめ液・塗料皿・スポイト・爪楊枝。 なおここでは蛍光塗料は釣具屋さんで入手できるサンコー商会のケーコー塗料、うすめ液はケーコー専用ので話を進めます。


ケーコー専用うすめ液以外に食品トレーを溶かすことができるうすめ液。(うすめ液ならなんでもOKということではありません)


こちらも食品トレーを溶かすことができるうすめ液。


食品トレーを細かく切って塗料皿に入れます。前もって言っておきますがつい作り過ぎてしまいます。 写真の量くらいでもたくさんシモリウキが作れるので少なめを意識してください。 (僕は初めの頃大量に余らせてしまっていました・・・)


うすめ液を極少量スポイトにとり食品トレーにかけます。するとたちまち写真のように溶け出します。 (上記のとおり全てのうすめ液で溶けるわけではなくプラモデル用などのうすめ液では溶けません)


塗料を投入します。この段階まではくどいですがそれぞれの量は少なくして混ぜてください。


粘度や色の濃淡を見極め、粘度が低ければ食品トレーを追加投入し、色が薄ければ塗料を追加してください。


自分で完璧と納得できたら爪楊枝に塗料をつけ、こぶに絡めていきます。 粘度がちょうどいい感じであれば綺麗な球状に絡みます。 僕はいい加減な男ですので気にしませんが、 球形にこだわるのなら数回に分けて塗料を絡めれば綺麗に仕上がります。 塗料をうまく絡めたら物干しに吊るして日陰でじっくり干して完成です。